【Blender 2.8】グローバル座標とローカル座標の違いについて

Blender
スポンサーリンク

Blenderにおける座標とは?

Blenderは3D空間を「座標」というもので表しています。

Blenderにて3Dモデリングを行う際、「移動」「回転」「拡大」などの動作は必要不可欠となりますが、オブジェクトを「どこに移動させるか?」「どの角度に回転させるか?」「どの方角に拡大させるか?」という動作の基準となるのが座標です。

座標には色々な種類があり、自分がオブジェクトに対し、どのような動作を行うかによって使い分ける事ができます。

座標の一番わかりやすい例で言うと3Dビュー上に表示されている緑と赤の線です
(青の線はBlender上では基本的には表示されません)
これらは「グローバル座標」といい、Blenderに存在する座標の1つとなります。

3Dビュー上ではZ軸の線は表示されませんが、座標は基本的に「X」「Y」「Z」と、3つの軸で構成されています

座標の種類について

Blender2.8では、座標の種類は6種類あります。

・グローバル
・ローカル
・ノーマル
・ジンバル
・ビュー
・カーソル

今回はこの6種類の中で最も重要な「グローバル座標」と「ローカル座標」を解説していこうと思います!

ちなみに、座標は以下画像にあるメニューから切り替えることができます。

グローバル座標

グローバル座標は、記事の冒頭で説明した通り、3Dビューに表示されている緑と赤の線を指します。これは、Blenderにおける3D空間の座標軸です。

オブジェクトをグローバルのX,Y,Z軸に沿って移動させようとすると、以下のような挙動になります。

ローカル座標

ローカル座標は、オブジェクト毎に設定された座標のことを指します。

ローカル座標は、オブジェクトが3Dビュー上に設置された際に作成され、最初はグローバル座標と同期した状態で作成されます。

以下の画像でいうと、立方体を移動させようとした際に表示される矢印が「ローカル座標」となります。この立方体はまだ生成したばかりで、移動も回転もしていないため、グローバル座標とまったく同じ状態になっているのがわかります。

そこで、試しにこの立方体をZ軸を基準に右方向に回転してみましょう。

すると、以下の画像のようにローカル座標の矢印がグローバル座標のX軸とY軸とは違う方向を向くようになります。

違いがわかりやすくなるように線を引いてみました。
Blender上に表示されている赤の線はグローバル座標のX軸黄緑の線はグローバル座標のY軸となりますが、以下画像にあるピンクの線はこの立方体のローカル座標のX軸緑の線はローカル座標のY軸となります。

このように、ローカル座標はオブジェクト毎に設定されており、オブジェクトを移動したり、回転させたりすると、それに応じて変化していきます。

グローバル座標を基準に移動させた場合:
ローカル座標を基準に移動させた場合:

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました