今更だけど夏に家族で伊香保温泉に行きました。
東京から高速を使わずに下道で向かって、途中で気になるところがあれば寄る、くらいのゆるゆるな温度感で。
どこに寄ったかも覚えてないけど、そんなゆるい感じの旅行が一番楽しい気がします。
貧乏性なので巻きたてのフィルムでシャッターを切っちゃう癖がある。
言い訳がましいけど、感光写真も味があっていい感じな気がします。
母はスマホで写真を撮るのが好きで、旅行の時はよく一緒に写真を撮っています。
風景を撮るのも好きだけど自分が写るのも好きらしいから、たまにスマホをどこかにたてかけてセルフポートレートを撮ったりしています。
形は若干違えど、旅の楽しみ方が同じなのは少し嬉しく感じることもあります。
母とは旅行の楽しみ方が似ているけど、姉とはちょっと方向性が違ったりする。
姉は旅行をするからには、とことん楽しみたい、行けるところは全部行きたいタイプ。
体力的に疲れることもあるけど、目的地とか、おいしいご飯屋さんとかをたくさん調べてくれるからとても助かっていたりします。
私は計画を立てるのが苦手で、旅行も行き当たりばったりになりがちです。
そういう時は、姉のように色々調べてくれる人がいると勝手に安心してしまいます。
現像した後で気が付いた「素敵な夏にして下さい」。
思い返したら、今年の夏はほんとに素敵な夏でした。この看板のおかげだったのかもしれません。
ここ一年、なぜか無性に梅干しを求めるようになりました。
コンビニのおにぎりとか、居酒屋の梅きゅうとか。
だからこの移動式カフェでいただいた梅ソーダがたまらなく美味しかった。
梅ソーダの写真を撮っておけばよかったと、今更ながらに少し後悔しています。
観光地で、スマホを立てかけてセルフポートレートを撮る母を見て、地味にそんな勇気が羨ましく感じる。
気の小さい私は、たまにカメラを構えることさえ躊躇うことがあります。
「あの人、あんなところで何撮ってるんだろう」って思われたりしないかな、って考えたり。
冷静に考えたら、街中でカメラを構えてる人を見てもそんなこと思わないから、何も心配することないはずなんですが。
初めて食べた水沢うどん。日本三大うどんの一つらしい。
ここまで運転手をしてきたけど、我慢できずにお酒を飲んでしまったので、運転は姉に変わってもらいました。
伊香保温泉の長い階段を登って、温泉に入って、お酒を飲んで。
充実した夏旅行でした。
今回使った「SORA 200」は夏の空気にピッタリのフィルムでした。
ただ、工場現像だったので、受け取りまで1ヶ月近く時間がかかったのは辛かった。
即日受け取りに慣れた現代人の贅沢な悩みだよな、とは思います。
でも、受け取った写真を見たら、1ヶ月近くかかるとしてもまたすぐに使うんだろうな、と思いました。
フィルムカメラ:Fujica ST605
使用フィルム:SORA 200 (Film Never Die)
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