フィルムの生産終了が多くなる中、写ルンですなどの手軽にレトロさを表現できる商品は盛り上がりを見せているそう。自分も写ルンですやkodak FunSaverは手軽さが好きでよく旅行などに使っています。電気屋さんの写ルンですも一人一つまでの購入制限がかかっていました。
フィルム仲間が増えてとても嬉しい限りです。もう少しフィルム業界が盛り上がってくれれば最高です。
そんなところで今回はさらにレトロなものを紹介していこうと思います。今回紹介するフィルムカメラは二眼レフカメラのMinolta Autocord(ミノルタオートコード)です。
Minolta Autocord
Minolta Autocordは二眼レフの中でもかなり人気の日本製フィルムカメラです。
ボディーももちろんかっこいいのですが、Minolta Autocordの魅力はレンズにあります。
Minoltaのレンズは自社の工場で設計されているもので、「ロッコール(Rokkor)」の名で知られている優秀なレンズです。
このレンズでは所謂フィルムっぽいさのある古い印象の写真だけではなく、クオリティーの高い写真も撮影できます。
二眼レフカメラについて
そもそも二眼レフカメラについて知らない方に簡単に説明すると、二眼レフカメラは撮影用のレンズとファインダー用のレンズが分かれている形状のカメラを指します。
上段のレンズはファインダー用(ビューレンズ)、下段のレンズは撮影用(テイクレンズ)となります。ビューレンズを通った光は、内臓されている鏡に反射し、カメラ上部のファインダーへ映し出されます。
ただ、ビューレンズからの光は鏡に反射されることによって、ファインダーでは映し出される光景が反転してしまいます。
そして二眼レフの構造上、撮影される写真は正方形になります。
Minolta Autocordの作例
それでは早速Minolta Autocordで撮影した写真をご紹介いたします。
今回はフィルムの撮り比べをしたかったので2つのフィルムを用意しました。
使用したフィルムは「PORTRA 160」と「FUJIFILM PRO 160NS」です。
二眼レフカメラでは、通常のフィルムカメラとは違い、120フィルム(通称ブローニーフィルム)を使います。120フィルムはカメラ屋さんで売っていますが、通常の35mmフィルムよりは探しにくいかもしれないです。
小さいお店だと置いていないこともあったので私はAmazonなどで購入することが多いです。
上記2つのフィルムの作例を紹介いたします。
PORTRA 160
PORTRA160は5本購入したので、様々な時間帯や天気で撮影してみました。
晴れの日の写真はノスタルジックな雰囲気はありつつ、色味はしっかりと出ていますね。
曇りの日の写真は霞みが強いですが、光の広がり方が柔らかく優しい印象を出してくれます。
FUJIFILM PRO 160NS
FUJIFILM PRO 160NSは夜の浅草で撮影してみました。
こちらも光の広がり方は柔らかいですが、コントラストが低めな印象です。
個人的には青色の表現がとっても好みのフィルムです。
まとめ
とういうことで、今回は二眼レフカメラMinolta Autocordの作例でした。
私は中古のカメラ屋さんをまわって探したのですが、置いてあったのがジャンク品ばかりだったので結局メルカリの中古カメラ屋さんで現役のものを購入しました。
Minolta Autocordを購入する際は、ジャンク品ではないこと、レンズにカビがないこと、レンズの曇りがひどくないことなどを意識して購入してみるのがいいかもしれません。
ブローニーフィルムは通常のフィルムとは違い撮影範囲も広くなっていて、対象のカメラも巻き上げがオートではないことが多いので、撮影に費やす時間が長くなります。
一枚一枚大事にシャッターを切る行為は、フィルムカメラの醍醐味です。
35㎜フィルムに比べ、少し割高ではありますが、一度ハマったら抜け出せない、とっても魅力的なフィルムなので、ぜひ試してみてください。
他にもカメラに関する記事を公開しているので、ぜひ読んでみてください!
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