ポメラニアンの子犬をお迎えして大変だったこと

英語

ポメラニアンの子犬をお迎えして丁度1ヶ月経ち、色々と落ち着いてきました。
心の余裕もでてきたので、(ポメラニアンに限らず)子犬をお迎えしてからの試行錯誤だったり、大変なことだったりをまとめようと思います。

これから子犬をお迎えしようと思っている方、そしてお迎えしてから悩んでいる方の参考になれば幸いです。

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プロフィール

まず、お迎えした子犬のことを少し紹介させていただきます。

クリーム色のポメラニアンのオスで、名前はガリレオです。
2024年07月執筆時点で0歳3ヵ月、あと少しで4ヵ月になります。

やんちゃな子ですが、若干内弁慶っぽいところも。
絶賛サル期(ポメ特有の毛の生え代わり時期)なので、毎日お顔の変化を楽しんでます。

私はワンちゃんをお迎えするのは初めてです。

犬舎での出会い

ワンちゃんをお迎えすると決意し、ブリーダーさんのサイトを色々見て回っていました。
パートナーと相談し、いくつか気になった子の候補をあげて、その中で一番気になった子に最初に会いに行くために、東京から静岡まで遠征しにいきました。

犬舎について、見学室に訪れた際に待っていたのがこの子。

若干おじいちゃん顔しているのが可愛くて、一目みてこの子をお迎えしたいと思いました。

本当は色々なブリーダーさんのところを回る予定だったのですが、その場で即決。
ただ、この日は風邪をひいてしまっていたらしく、見学もほどほどに帰りました。
お迎えは風邪が治り次第ということになりました。

お迎えの日

その後、ブリーダーさんとは連絡を取りつつ、家ではお迎えする準備を進めました。
サークル、ベッド、トイレの準備など、遊ぶスペースを確保して、お迎えの日までそわそわしながら待機していました。

そして、見学から2週間後、ブリーダーさんより体調が回復したため、お迎えできますとご連絡が。
有給をとって、早速次の日に静岡まで車を走らせました。

契約や注意事項の説明を終え、ガリレオとともに車で東京まで帰りました。
東京までは長旅でしたが、持参したキャリーバッグの中で寝てたり、車酔い対策のために少し外の景色を眺めさせたりしているうちに東京の家につきました。

2時間強の長旅なので、車での移動は心配していたのですが、ガリレオはとても大人しくしてくれていました。

家について早速ガリレオのサークルに入れてみたところ、車で我慢していたのか、置いてあったトイレトレーにおしっこをしました。
家についた瞬間トイレを成功させるなんて、天才?
ただ、トイレトレーにトイレシートをまだセットしてなかったのよ…、準備不足でごめんね、と思いながらトレーの掃除をしました(笑)

初めての環境、そして車での移動で疲れていたと思うので、家についてからしばらくはサークルの中でそっとしておきました。
ブリーダーさんの犬舎でトレーニングされていたおかげか、トイレは必ずトレーにしてくれていました。
トイレした時だけ掃除して、あとはブリーダーさんからもらったおもちゃをあげて放置。
鳴くこともなく、サークルの中でおへそを出してぐっすり眠っていました。

夜にその日の最後のごはんをあげましたが、こちらも特に問題なく完食。
ブリーダーさんのところであげていたものと同じフードをいただいたので、戸惑いもなかったようです。

お迎え初日、ほんとにお利口さんだったので案外心配していたほど大変じゃなかったかも?と高を括っていました。
この時はまだ子犬の大変さに気が付いていませんでした。

お迎え後一週間で育犬ノイローゼに

結論からいうと、お迎え後の一週間で育犬ノイローゼになりました。
子犬を迎えることを覚悟していたつもりがかなり甘くみていたことに気が付きました。
一週間過ごしてみて、次々と問題点が発生して右往左往して疲弊してしまったのです。

お迎えしてから一週間の内に感じた大変だったことをまとめてみました。

トイレトレーニング

子犬を初めてお迎えする方でほとんどの人が悩むというトイレトレーニング。
我が家も例にもれず、トイレで悩みました。

ガリレオはトイレトレーでトイレをすることをもうすでに覚えていましたが、問題はトイレをした後のことでした。
まだ排泄物に対する嫌悪感などがないからか、トイレをした後でもお構いなしにトイレで寝てしまっていました。

サークルの中にはベッドとトイレを半分ずつに置いていましたが、ガリレオはベッドを寝るところと認識せず、必ずと言っていいほどトイレで寝ていました。
調べてみて、サークルが狭い・トイレは寝る場所と離して置くのが良い、とあったので早速サークルの外にトイレを置いてみました。

結果は…効果なし。
サークルの外に出したトイレまでわざわざ移動してへそ出して寝始めました。

その後もトイレの配置を変えたり、ベッドを寝やすいものに変えたりと色々試してみましたが、どれも効果はありませんでした。

仕方ないので、トイレが汚れたらすぐ片付けるを徹底していましたが、そうなると大変なのが夜中のトイレ問題。
ガリレオはお迎え時まだ3ヵ月弱くらいの月齢で、トイレの回数もかなり多い時期です。

夜中人間がつきっきりで起きてお世話をするわけにもいかず、基本人間が寝ている間は6時間ほど放置することになります。

そして起きてサークルを覗きに行くと地獄の光景が…

オシッコやウンチまみれのトイレトレーのうえでぐっすり寝ているオシッコとウンチまみれのガリレオがいました。

これには寝起きが悪い私も一瞬で目が覚めました。
さすがにウェットティッシュだけでは対処できず、ぬるま湯で軽く洗い流しましたが、これが毎回続くとなるとガリレオの体にも負担になります。
どうしようと悩みながらああでもないこうでもないと泣きながら改善策を漁っていました。

今は完璧とは言えなくもある程度の形で落ち着きましたが、この時は毎朝起きるのが怖くて仕方ありませんでした。
(現在のトイレ事情についてはまた別の記事にまとめます。)

噛み癖

子犬の時期はとりあえずなんでもガブガブ噛んでしまうのは仕方ないこと。

ただその中で一番困ったのが、トイレシートの噛み癖でした。

トイレシートを噛んで振り回して遊んでしまうことが多かったです。

噛み癖については、無視する・叱る・取り上げるなど様々な対処法があって、どれか正解か分からず、いまだに悩んでいることの一つです。
ケージやベッドの噛み癖はまだ無視してもいいかもしれませんが、トイレシートについては誤飲してしまったら危ないので、飲み込まないかいつもびくびくしていました。

基本在宅で仕事をしている私ですが、隣のリビングからトイレシートの音がしたら飛んでいって飲み込んでないか確認したりと、仕事にも集中できませんでした。
メッシュを被せるタイプのトイレトレーを購入しましたが、ガリレオはなぜかメッシュが不満なのか、メッシュを付けてからはトイレの失敗が頻発しました。
頑張ってトレーニングをしましたが、あまり効果を感じれず、毎日カーペットの掃除洗濯に追われ、結局こちらも早々に諦めました。

今はシートの噛み癖も治りましたが、いまだに他の噛み癖は健在です。
(シートの噛み癖対策はまた別途記事を作ろうと思います。)

ご飯を食べなくなった

初日はすぐに完食していたご飯。
二日目の朝になると、途端に興味を失ってしまったように食いつきが悪くなりました。

与えているフードの種類や量は変わらないはずなのに、くんくんと匂いを嗅ぐだけでそのままどっかへ行ってしまうことが頻発しました。

最初はお腹すいてないのかな?と思い、すぐに片付けてしまったのですが、その次のご飯の時間も同じ状況。
前回のご飯であんまり食べていないのでお腹はすいてるはずなのに、30分ほど放置しても全体の1/3くらいの量しか食べてくれませんでした。

ご飯を手に取って手から直接与えたりでなんとか半分は食べてくれるくらいで、残すことが本当に多かったです。

栄養が足りなくなっちゃうんじゃないか、低血糖症になっちゃうんじゃないかと心配で、ご飯を食べてくれないガリレオを前に泣いてしまったこともあります。
ブログやYouTubeで見る他のワンちゃんたちはこんなに嬉しそうにご飯を食べているのに、、、と他の子と比べてしまい、その度に自己嫌悪に陥りました。

今はトレーナーさんに教えてもらった方法で改善しましたが、一番ダメージが大きかったのがこのご飯を食べない問題でした。

時間や心の余裕がなくなる

当たり前のことですが、ガリレオをお迎えしたことで自分に使える時間・仕事に使える時間などがものすごく減りました。
自分の時間が減り、心の余裕もなくなり、毎日必ず1回は泣いていました。

もちろんワンちゃんはかわいくて癒しを与えてくれますが、正直想像以上に大変でした。

飼う前の理想は
「かわいくてつらい」
だったのが、実際に飼ってみたところ
「かわいいけどつらい」
という感情が多かったです。

私はカメラや読書が趣味だったのですが、まとまった時間が取れずに本も落ち着いて読めない。
ガリレオをお留守番させるのが不安で外に行けない、となり趣味の時間がなくなりました。

一か月たった今では、案外そうでもないぞ?工夫すればいけるよ?慣れたよ?と思っていますが、お迎え一週間の間は余裕がなく、この先何十年と私は趣味の時間をあきらめなきゃいけないの?と思ってしまいとてもつらくなりました。

自己嫌悪

キレイなことではないのであまり語りたくありませんが、ガリレオをお迎えしてから一週間は自己嫌悪に陥ることが多くなりました。

暇さえあればしつけの情報を調べては実践し、効果が感じられず断念を繰り返し、私も疲弊するしガリレオも混乱するだろうしで日に日に不安が積もっていきました。

ネットの情報はとっちらかっていて、トレーナーさんごとにいうことが変わっていたりするし、YouTubeのしつけ動画は「もうすでにできるワンちゃん」で実践していることが多く、参考にならなかったことも。

「子犬の時期に絶対にすべきしつけ!」とか「今やらないと手遅れになる!」といった表現をみて、とても焦っていました。

不安と焦りと苛立ちだけが積もっていって、このままだとガリレオのことを嫌いになりそう、、とふと思った瞬間、そう思ってしまった自分にも嫌気がさしました。テーブルに飾ってあったガリレオのもっと小さいころの写真を見ては号泣して、「私に飼われない方が幸せだったんじゃないか」と考えてしまったこともあります。

私は基本在宅で仕事をしているので、四六時中ガリレオと一緒にいました。
一緒にいる間は心休まる時間が少なく、外で仕事をしているパートナーを羨ましくなったり…。
夜帰ってきたあとにいっぱい遊んでくれるパートナーにガリレオはとても懐いていました。
お世話をたくさんしているのは私なのに…、おしりを拭いたり、ブラッシングをしたりとお世話に必要だけど若干ガリレオが嫌がることをする私よりも、たくさん遊んでくれていやなことはあまりしないパートナーの方により甘えるようになりました。

今はパートナーと分担してお世話していますが、この時はすごく悔しかったです。

YouTubeで元から見ていたワンちゃんの動画を見ると、とってもおりこうさんで、この子の飼い主は苦労しなかったのかな…と考えたり。
実際は苦労しているところを見てないだけで、ワンちゃんを飼ってる人は絶対に何かしらの悩みはあるはずなのに、余裕がない私は他のワンちゃんと比べて落ち込んでしまったりしました。

この先何十年…、この感情と向き合っていかなきゃいけないのかと、正直お迎えしたことを後悔したこともあります。

お迎えする前はあんなに楽しみにしていたのに…。
覚悟を決めていたはずが、子犬のお世話についてなめていたと実感しました。

一ヵ月たった今

一ヵ月たった今でも悩みはたくさんあります。

でも、育犬ノイローゼはなくなり、不安や自己嫌悪は解消しました。
今ではなんであんなことで泣いていたんだろうと思うくらい余裕もでてきて、ガリレオとの日常を楽しめるようになってきましたし、お迎えしてよかったと心から思えるようになりました。
トイレや噛み癖の問題はまだあるけど、少しずつ、ゆっくり改善していっています。

解消した理由は「慣れ」もあると思いますが、一番はトレーナーさんに相談したことが大きいと思います。

しつけについて悩んでた私は、YouTubeでみたトレーナーさんや、近所のしつけ教室さんにカウンセリングをお願いしました。

しつけ教室に通わせるかどうかは正直決めていなかったのですが、ガリレオの現状を見て、プロの方からアドバイスをいただきたくて相談しました。
初めてトレーナーさんに相談した際、心がとても軽くなったのを覚えています。

自分が悩んでいることは至って普通のこと。
思い悩む必要はないし、ゆっくりしつけをしていけばいい。

と心の余裕ができました。

ワンちゃんの個性を大切に、そして飼い主である私のペースも大切にしようと思えました。

現在は飼い主が一緒に学ぶスタイルのしつけ教室や、私が仕事中暇そうにしているガリレオのために犬の保育園を検討しています。

最後に

本当は子犬を迎えてよかったことを最初にまとめたかったのですが、大変だったことの方がこれからお迎え予定の方には参考になるかと思ってこの記事を作成しました。

お迎え予定の方は、今一度考えてみて、ワンちゃんのこともご自身のことも大事にできる飼い方をしてほしいなと思います。

また、お迎えして今まさに悩んでいる方や、育犬ノイローゼになってしまったという方へ。
いずれは慣れて落ち着くこともあると思いますが、今もう我慢できない、辛くてどうすればいいか分からないという方は一度プロにお話しを聞いてもらうのも一つの手だと思います。

ドッグトレーナーさんのカウンセリングは訪問・来店・オンラインなど様々な形式があって、カウンセリングだけであれば、比較的リーズナブルにお願いできると思うので、金銭面でしつけ教室などをあきらめている方でも、一度検討してみてもいいかもしれません。

カウンセリングだけでは完全な問題の解決は難しいですが、相談することで気持ちが軽くなったり、改善に向けて前向きになれるきっかけにもなると思います。

全ての飼い主さんとワンちゃんが幸せになれるように願っています!

 

最後に、ニトリのNクールベッドを貰っておおはしゃぎのガリレオさんの写真を置いておきます。

 

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