【ピッカリコニカ】初心者がKONICA C35 EFで撮ってみました【作例】

カメラ

今回はKONICA C35 EFというフィルムカメラを使ってみました。

ピッカリコニカ」の愛称で知られるこちらのフィルムカメラを購入してみました。
ちなみに、こちらは新宿の中古カメラ屋さんにて中古で購入しました。

フィルムカメラ購入のきっかけ

私がフィルムカメラを買おうと思ったきっかけは、普段のポートレート撮影で小道具として使えるカメラが欲しいな、と思ったのがきっかけでした。

本当はただの小道具として使うつもりだったのでジャンク品を購入しようと思っていたのですが、どうせならちゃんと写真も撮れるものが欲しくなってしまったので、見た目がかっこいい、かつ初心者でも使いやすいフィルムカメラを調べてみました。

そんな中で見つけたのがこのピッカリコニカ。レトロなデザインがかっこいい上にフィルム初心者でも簡単に使えると評価されていました。

購入してすぐ使ってみましたが、フィルムカメラは定番の「写ルンです」くらいしか使ったことがないフィルム初心者の私でも、少し苦戦はしながらも比較的使いやすいカメラでした。
ちなみにフィルムセットの仕方はYouTubeの動画を参考にしました。人気のカメラだけあって、参考動画がいっぱいあって助かりました。

購入した後で知ったのですが、ピッカリコニカは世界初のフラッシュ内蔵型カメラだったそうですね。なぜ「ピッカリ」なのかが分かりました。

ピッカリコニカの作例

さっそく外に出て試し撮りをしてみました。(使用フィルム:FUJICOLOR 100)

撮り方は簡単。フィルムを巻くレバーを引いて、シャッターを押すだけ。シャッタースピードは自動切り替えのため、撮影時に調整する必要はありません。

フィルムカメラは現像に出すまで実際の写真が見えないので、ちゃんと撮れているかが分かりません。この時私は、事前に使い方を調べていなくて写ルンですと同じ要領で撮ればいいと思っていました。

ただ、ピッカリコニカはピントを合わせる機能がちゃんとあり、目測の4段階のゾーンフォーカスが備わっているようでした。

それを知らない私が撮った写真はこちらです。

明らかにピントがズレていますが、目測フォーカスに気が付かずパシャパシャ写真を撮る私・・・。

フィルム独特の味は出ていますが、なにせピントが合っていないので失敗作ですね。

4段階のゾーンフォーカスは①被写体から1m程度、②被写体から1.5m、③被写体から3m、④それより先、といった段階があるそうで、瞬時にピントを合わせることができるようになるには慣れが必要だと思いました。

フォーカス機能に気付いた私はようやくピントを合わせて写真を撮ることを意識し始めました。
ピントが合っているかどうかは現像してからのお楽しみなのでほぼ勘でやっていましたが、なんとかうまく取れていたようでした。

逆光で撮った桜の写真。

脱線しますが、ピッカリコニカで使ったフィルムはFUJICOLOR 100で、フィルム比較のため同じ桜を写ルンですでも撮ってみました。

あまり変わらない?と思っていたのですが、並べたら結構違いがはっきり分かります。

写ルンですで撮った写真は黄色味があって、FUJICOLOR 100の方が青味が強いです。
Lightroomで現像したことがある方なら分かると思うのですが、写ルンですではWB色温度が黄色(プラス)より、FUJICOLOR 100ではWB色温度が青色(マイナスより、という感じですね。

先ほどの桜は逆光だったので今度は順光で撮影してみましたが、順光の場合、ピンク色の違いが顕著に表れました。

ピッカリコニカ(FUJICOLOR 100)で撮った桜がこちら。

写ルンですで撮った写真がこちら。

位置だけ違いますが、同じ桜をどちらも順光で撮っています。
雨の日の神社で撮影した写真なので全体的に暗いですが、写ルンですの方がピンク色の色味が強く出ているようです。

主観ですが写ルンですは「暖かい古いエモい」写真が撮りやすく、FUJICOLOR 100は「彩度低めですっきりエモい」写真を撮りやすい印象でした。

フィルム比較になってしまいましたが、話を戻してその他ピッカリコニカの写真を紹介します。

午前中の野外でしか撮影ができなかったので、今回は内臓フラッシュを使ったピッカリ写真は撮れませんでした。

次回はフラッシュを使った写真も撮ってみようと思います。

フィルムカメラの魅力

実際に使ってみるまでは、「フィルムカメラなんてすぐに画像を確認できないし不便じゃない?そんなのよりもいい一眼レフカメラを買ったほうがよいのでは?」と思っていました。

しかし、実際に使ってみるとフィルムカメラの魅力に気が付けました。

今はフィルム風のフィルターやフィルム風のレタッチなどでなんとなく似せることもできますが、フィルムカメラで撮る写真の味は、やはりフィルムカメラでしか出せないです。

スマホや一眼レフカメラでは何枚も撮れる、その場で確認する、気に入らなかったら取り直せるといったことができて便利ですが、一枚を大事に撮ることを意識しなくなってしまったと感じました。

フィルムカメラは撮れる枚数に限りがあるので、ここぞという場所で使いたいし、はりきって一枚を撮るので、どこでどんな風に撮ったか覚えていることも多いです。
フィルムカメラではスマホや一眼の写真とは違い、思い出も一緒に収めることができるので、ブレてても、ピントが合ってなくても「いい写真だな」と思える気がしました。

ピッカリコニカは初心者向け?

目測でフォーカスを合わせる必要がありますが、露出の調整が必要ないという点では、初心者でもすぐに使えるいいカメラだと思いました。今でも人気のあるカメラなので、使い方を調べたらブログの記事や動画もいっぱい出てきます。

フィルムセットの仕方も簡単ですし、複雑な設定などせずともすぐに使えます。
なお、内臓フラッシュは電池式で動くので、単四電池を用意しておくといいです!

ちなみに、ピッカリコニカにて私が使ったフィルムはFUJICOLORの100(36枚)ですが、感度が100なのでカメラレンズの下にある「ASA」の数値を100に合わせる必要があります。

ISO感度は以前ASAと呼ばれていたため、ピッカリコニカでもASAという文言が使われています。
FUJICOLOR 400など、感度が400のフィルムを使う場合は、コニカのASAを回転させて「400」に合わせて使う必要があります。
以下の画像の赤枠がASAの数値となります。

レンズ回りにあるギザギザの丸い枠を指で回転させると、それに応じてASAの数値が変わります。
使うフィルムのISOにあわせて使い分けてみましょう!

さらに簡単に使えるフィルムカメラ

「自分でフィルムを入れたりするのはハードルが高い!簡単にフィルムカメラを使うにはどうすればいいの?」という方には「写ルンです」がおすすめです。

写ルンですは袋から取り出して、ダイアルをくるくるっと回すだけで簡単に写真が撮れます。

フィルムに合わせたISOの設定や、フィルムのセット、ピントを合わせる、などの動作は一切必要なく、やるのはダイアルを回してシャッターを押すだけ。

試しにフィルムカメラを使ってみたい!という方は写ルンですから入ってみるのもいいと思います。

ただ、継続的に使うとなるとコストがかかるので、写ルンですを試しに使ってみて、フィルムカメラいいかもと思ったら本格的なものを購入してみるのがおすすめです。

 


他にもカメラに関する記事を公開しているので、ぜひ読んでみてください!

コメント

  1. 色味はフィルムの種類によって変わるので、フィルムをそろえて比較しないと分かんないんじゃないかなーとおもいました。

    • ありがとうございます!仰る通りですね!カメラの比較ではなくフィルムの比較になってしましました…。今度はフィルムもあわせて撮り比べをしてみます!

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