今回も私がオススメする「Brooklyn Nine-Nine(ブルックリン・ナインナイン)」から英語のフレーズをピックアップしてみました。
さて、今回は皆大好きジーナのセリフですが、普段から使えるフレーズというより、このフレーズどういう意味?という観点から解説できればと思います。早速見ていきましょう。
Brooklyn Nine-Nine(ブルックリン99)から学ぶ英語フレーズ
今回は「ブルックリン・ナインナイン」シーズン2第6話のコールドオープンから。
毎回コールドオープンが面白すぎるブルックリン・ナインナインですが、今回も例外ではありません。
Dimension where she’s interesting
いつも時間にきっちりしているSantiagoが珍しく遅刻してしまいます。
99分署のイツメンはSantiagoの遅刻の理由を推測していきます。
Terryの「アラームが壊れた」や、Boyleの「寝ている間に誘拐された」などいろいろな推測が飛び交う中で、Ginaはこんなセリフをいいます。
「んー、もしかして彼女が面白い存在になれる異次元空間に落ちたんじゃない」
翻訳すると正直パっときませんが、アメリカンジョークは翻訳しても伝わらないことが多いので仕方ないですね…。
実は、こちらのセリフをNetflixなどの翻訳字幕で見ると、このようになっています。
Gina: Mm, maybe she fell into another dimension where she’s interesting.
「もしかして憧れてた異次元に落ちたのかも」
翻訳字幕はオリジナルのセリフを正確に訳したものではなく、ドラマを楽しく見れるように視聴者の文化や字幕表示スピードにあわせて調整されるものなので、意味が違ってきてしまうんですね。
もし「もしかして憧れてた異次元に落ちたのかも」というセリフを正確に英訳するなら、”Maybe she fell into another dimension where she was interested”になります。これはshe’s interestingとshe was interestedというフレーズの違いですね。
つまりGinaのセリフ、”maybe she fell into another dimension where she’s interesting ”を日本語に直すと、「んー、もしかして彼女が面白い存在になれる異次元空間に落ちたんじゃない」となります。
これはGinaの意地悪ならではのセリフで、「こっちの次元じゃ彼女はつまんないから、彼女が興味深い人間になれる異次元にでも落っこちたんじゃない」という意味であのセリフを言ったんですね。
まとめ
今回のセリフは正確に翻訳したらぱっとしないフレーズだったので、海外ドラマを楽しむうえでは、用意された字幕の翻訳が一番しっくりきますね。
もしくは「んーもしかして異次元に落っこちたのかも。彼女、向こうじゃ面白い人かもね。」という風に翻訳したらオリジナルに近い表現になると思いました。
私がブルックリン・ナインナインで一番好きなキャラはジーナなのですが、彼女のセリフはそのキャラのせいか英語でも分かりにくい表現があったりするので翻訳する上で一番難しいキャラかもしれません。
彼女のヒューモアは日本の文化にはない表現ばかりなので伝わりにくいですが、今後もこのブログで解説を続けていければと思います。
It’s good to be back. 👊 pic.twitter.com/ETV5Tf4SYp
— Brooklyn Nine-Nine (@nbcbrooklyn99) August 7, 2019
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