こんにちは、暇な人。です!
今回も私がオススメする海外ドラマ「Brooklyn Nine-Nine(ブルックリン・ナインナイン)」からフレーズをピックアップしてみました。今回私が選んできたのはHoltのセリフで出てきた”Rhetorical question”というフレーズです。それでは、早速見ていきましょう。
Brooklyn Nine-Nine(ブルックリン99)から学ぶ英語フレーズ
今回はブルックリン99のシーズン1エピソード2からセリフをピックアップしてみました。
Rhetorical question
Jakeは、警察車両に落書きをしまくっている事件を調査している。
囮の警察車両を用意し、他の車両で待機しながらおびき出す作戦で進めるつもりだったが、不真面目なJakeにはお守りが必要と判断し、Holtも囮調査に同行することに。
自分のやり方で調査をやりたいJakeはHoltになぜお守りをするのか尋ねる。
その時のセリフがこちらです。
Jake: Captain, why the babysitting? Why are you micromanaging me?
「署長、どうして俺の子守をするんですか?どうして逐一干渉するんですか?」
Holt: You think I wanna be sitting here with you instead of running my precinct?
「俺が好きで署を放ってここにいると思ってるのか?」
Jake: Yes.
「はい。」
Holt: It was a rhetorical question.
「今のは修辞疑問だ」
「Rhetorical question」とは「答えを求めていない質問」「修辞疑問」という意味です。
上記のHoltの「It was a rhetorical question.」というセリフをニュアンスで訳すのであれば「答えは求めていない」となりますね。
Rhetorical questionの例をまとめてみたので、以下をご参照ください。
⇒直訳すると「誰が気にするの?」という意味ですが、このフレーズは主に「どうでもいいよ」という意味で使われます。誰が気にしているかを聞いているわけではないので、答えを求めない問い(Rhetorical question)になります。
⇒こちらは直訳すると「私はどう知ればいいの?」となんとも奇妙な文章になってしまいますが、こちらのフレーズの意味は「知るわけないでしょ」という意味です。
⇒こちらは「どうして私ばかりこんな目にあうの?」という意味です。不幸なことがあったときに言ってしまうフレーズですが、嘆くためにいう言葉であり的確な答えを求めているわけではないので、こちらも日英共に修辞疑問です。
まとめ
「Rhetorical question」は「修辞疑問」で、「答えを求めていない質問」という意味です。
この文化は日本にもあるものなので、意味自体は分かりやすいかと思います。
ただ、英語でも修辞疑問は多く、翻訳する際に苦戦する要素の一つです。
英語の修辞疑問を直訳しても辻褄の合わない文章になることが多いので、如何に文章が修辞疑問であることを見分けられるかが、英語を学ぶ上で重要な課題ですね。
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